2025年3月30日桜が満開となった週末に白子川と桜を巡ってみました。
最近は白子や白子川の歴史に少し触れる機会があったので、誰がこの木をどんな想いで植えたのだろうと、過去に想いを馳せながら散歩してみました。
スタートは旧川越街道の新田坂の桜

スタートは川越街道沿いのビッグボーイさん方面にある新田坂の桜です。こちらの地蔵尊や八坂神社はもともとは他の場所にあったそうですが、川越街道の建設に伴いこの場所に移設されたそうです。きっと、桜の木々も移設のタイミングで植えられたのではないかと空想していました。
旧白子川の流路と桜

少し白子川沿いに移動して東武東上線を高架をくぐると旧白子川児童遊園地という公園があります。かつてはここは白子川の流路だったそうですが、護岸工事で白子川がまっすぐになると、こちらの流路は徳丸田んぼ方面に水を運ぶ水路として利用されていたそうで、現在はすっかり埋め立てられて公園となっています。
高架の横にあるため、電車が見えたりしますし、電車好きな子供達には人気の公園だったりしまし、都県境マニアの間では、こちらの公園が和光市の管轄だったりする点もポイントが高かったりするみたいです。

旧白子川の流路を歩いていると、その道沿いには多くの桜の木が植わっていることが分かります。
もともと桜は日当たりがよく水のある土地を好むため植生として川沿いに適していたり、桜の木が深く根を張ることで地盤が固まる効果があったり、また、桜を見に来る花見客が川沿いの緩い土地を身に固めてくれるという効果もあるといいます。もしかしたら、年に一度、梅雨や台風の前の4月のタイミングで、花見を目的にみなさんが川沿いに座ったりすると、自然と崩れそうな土地を検査するガバナンス的な役割もあるのかもしれません。
いずれにしても、川と桜というのはとても相性がいいようで、川沿いには多くの桜が植わっています。旧白子川沿いも例外ではなく、いまは流路はなくなってしまいましたが、桜の木はその場所に残っています。

曲がりくねった川の流路がよく分かります。そして、川沿いには桜が植わっています。
ソライエ成増と桜

ソライエ成増の裏手にある桜並木はとても立派ですよね。桜の木も道にせり出すように伸びている印象で、川沿いの桜の特徴のように感じたり致しました。ただ、最近は流路が無くなってしまったので、上方向に延びている気がいたします。幹の形状が流路があったことの記憶をとどめているような気がしました。
旧看護学校と桜

旧看護学校の前はかつての白子川やその後の用水路を偲ぶように水の流れが設けられています。今はほとんど水場としては稼働しておらず、なんとなくバブルの遺産の体を示していますが、ザリガニやヒキガエルの繁殖地としては機能しているようです。
そんな、水場沿いにも桜の木がりっぱな枝を広げています。横に伸びる桜の枝は見ごたえがありますね。
※旧看護学校前でバスの事故がありました。
成増団地と桜

旧白子川緑道をそのまままっすぐ進むと成増団地が見えてきますが、この辺りにも桜の木が植えられています。かなり剪定されているのでこじんまりとしていますが、道沿いに多数の桜の木が植わっています。
成増団地横の成増北第一公園と桜

緑道を少しそれて団地の方に向かうと誰も住まなくなり落書き被害でスラムのようになってしまった成増団地の建物があります。その前に成増第一公園があります。

成増団地の横の成増北第一公園でも運動場を囲むように桜が盛大に咲いています。


個々の公園は桜の数も多く見ごたえがあり、また、広いので場所取りもしやすく、成増周辺でも有数のお花見スポットだと個人的には感じております。
ちなみに、奥にみえるのはスケートリンクになります。一般利用の時間帯もあったりしますし、ホッケーやインラインスケートのクラブなども活動してりしまいます。
成増橋と桜

成増橋から見る桜は雄大です。白子川の水面につくかの如く垂れ下がった桜の枝いっぱいに桜が咲き誇ります。ちょっと、2025年3月30日時点だと満開ではなかったのです、恐縮ですが、満開になるともっと迫力があります。多くの方が成増橋から桜を撮影されていたりします。

※昨年の写真です(満開に近い状態のイメージです)。

橋を降りて三園小の裏手から撮影してみましたが、すごい迫力ですね。

ちょっと離れて溝下橋から撮影していました。ここからだと少し距離があるのであまり見えないかもしれません。
ちなみに、溝下橋は都県境マニアの中では話題になる場所のようで、この写真の左手は三園小や三園幼稚園がある東京都板橋区三園なのですが、右手は白子川のかつての流路にそって激しく都県境が入り乱れています。桜の木は東京都にあると思いますが、茶色(手前側)や白(奥川)のマンションは和光市で、桜の裏手に見える森のような場所は和光市だったりします。
お役立ちリンク
なりますチャットで地域情報を交換しませんか(育児情報のサブトークルーム等もあります)。無料で入退室自由なのでお気軽にご参加下さい。
和光市の情報交換もしたという声を受け、わこうチャットも作ってみました。