【板橋区長選立候補予定者】一人一人の想いを”カタチ”にする新時代のリーダー「南雲由子さん」に小学生と一緒にヒアリングさせてもらいました(後編:区議長への突然の挑戦〜変わりゆく時代に変わらないことへのリスク〜)

今回は南雲由子さんへのヒアリングの後編になります。
後編は「区議長への突然の挑戦〜変わりゆく時代に変わらないことへのリスク〜」というタイトルで記載していきます。
※前編のリンクはこちらです(南雲さんの立志編です)。

今を変えるには自分が変わるしかない

■あずまお区議長が出馬断念

区長への出馬を検討し始めたのは2022年12月のはじめだそうです。坂本区長の5選に向けた出馬表明(それに伴う坂本あずまお区議長の出馬断念)がきっかけでした。

生粋の板橋区民トリオ。それぞれ「地元友達もいない:あ」「日本語分かるのか?:べ」「この町生まれじゃない:た」など言われてきた(まだ言われてる?)3人です。

古き悪きを刷新する、未来を創る、それでは駄目だ!と勇気を出してはっきり言う。
写真はピンぼけしてますけど強いですよ、私たちは。 pic.twitter.com/yMj83zZOJH— 坂本あずまお 板橋区議会議員 (@Sakamoto_Azumao) February 21, 2023

10月の区議会において、公園の整備に関する区長の答弁の中で「3年後の2025年までの基本計画を最後まで遂行するのが自分の使命だ」という内容があり、急に坂本区長が5選に向けて出馬することを表明しました。

坂本健区長が5選出馬表明 来春の板橋区長選:東京新聞 TOKYO Web来春の統一地方選後半戦(投票日・二〇二三年四月二十三日)で行われる東京都板橋区長選で、坂本健区長(62)は二十四日、五選をwww.tokyo-np.co.jp

こうした経緯を見る中で、南雲さんの中で「本当に今の板橋区でいいのか」、「10年後、20年後のあり方を見据えた街づくりが必要なのではないのか」という想いがこみあげてきたそうです。

時代は大きく変わっています。ITやロボット技術やAIの進歩などから現在存在する仕事の6割は子供たちが大人になることになくなっていると言われています。変化する時代に適した将来を見据えた街づくりのあり方を区民の皆さんと考えていきたいという想いがフツフツと心の中に湧いてきました。

■コップの水のように想いがあふれる時

最後は区議にはじめて立候補した時と同じように、コップの水があふれるように出馬を決意したそうです。

現職の区長に準備期間数か月で戦いを挑むのは決して易しい戦いではないですが、それでも自分の想いに突き動かされて南雲さんは出馬を決意しました。

南雲さんの心の中にはマハトマ・ガンジーの言葉がありました。

「You must be the change you want to see in the world.(あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。)」。

新時代の板橋への3つの変化~10年先に誇れる板橋をつくる~

南雲さんが区長になるとどのような変化が生じるのでしょうか。詳細については、南雲さんのHPや記者会見等に譲りますが、以下ではヒアリングを通じて個人的に印象に残ったことを記載いたします。

①区民の声に真摯に耳を傾ける政治~現職の区議会での対応への疑問~

南雲さんの政治は「市民の声に真摯に耳を傾けること」からスタートします。市民の声をカタチにしたり、区議会に届けることが南雲さんの区議会議員としての大きな役割です。

そして、区長の大切な役割の一つは区議会において市民の声を代表して発言する区議の声を聞き、区としての行動に移すことです。

しかしながら、現職の坂本区長は議会において区議からの質問に対して答弁をすることを避けることがあるそうです。

坂本区長は一般質問という事前に質問が通達され回答が調整されているものについては自ら答弁をするのですが、総括質問という自分の言葉で説明をしなければならない場で答弁をした姿を8年間の議員生活において南雲さんは見たことがないそうです。

こうした区長の態度に対して、南雲さんをはじめ区議の中には区議会での区長と区議のコミュニケーションが取りづらいとモヤモヤを感じる方もいます。

区議は区民の一人ひとりの票を受けて当選しており、区議の質問は区民の声を代弁しています。4選目の現職はベテラン区長であり、また、強力なリーダーシップのもと区を引っ張っている半面、政治の原点である小さな区民の声に耳を傾けることがおろそかになってしまっているという声もあるそうです。

板橋区のリーダーは区民の声に真摯に対応すべきでしょうし、そうした声に耳を傾け行動に移せるのが南雲さんかもしれません。

②新しい時代に求められる街づくり~ハード偏重からのハード&ソフトMIXへの転換~

坂本区長は強力なリーダーシップを発揮してトップダウンで区を引っ張る傾向にあります。特に現職は建築学科出身であり再開発、つまり、ハードを中心に街づくりに取り組んでいます。

大山や上板橋、JR板橋駅前の再開発等を強力に推し進め、大きな建設工事が行われることで地域の活性化を推進しています。上板橋の再開発においてもタワーマンションが建設されることでマンションの住民が増え地域の消費が増え、ひいては地域の活性化に繋がるという考えが背景にあります。

しかしながら、建物を建てるだけではなく、そこに住む人々がどのように地域コミュニティと関係を築きながら生活をするのか、また、将来的にタワーマンションをどのように維持・運営し最終的には役割を終え壊すのかといった運営面(ソフト面)の感覚が欠けているように南雲さんは感じているそうです。

実際に、こうした点について南雲さんは「高島平団地」の街づくりに関して区の対応に疑問を感じたことがあると言います。

南雲さんは高島平の街づくりに関するワークショップに参加した際、ワークショップでは意見が出るのですが、そうしたワークショップの声が実際の街づくりには反映されていないように感じたと言います。

つまり、高島平団地という巨大な建造物はできても、そこで生きる住民の声に耳を傾けながら、地域コミュニティを作ること、そして、建物が老朽化する中でどのように地域の賑わいを維持していくのかという点について区政が十分に携われていないのかもしれません。

再開発を含めてハード偏重政策では、一次的には街の活性化に繋がったとしても、長期的にどのようにその活性を維持・継続していくかという点が欠けてしまっているのかもしれません。

住民の想いを酌みとって区長がファシリテーターとして長期的な展望のもとに再開発等のハードに住民の声を反映させるソフト面をあわせて行うことが「10年後、20年後の板橋の街づくり」にとって重要ではないでしょうか。

そして、それができるのが新時代のリーダーの資質を兼ね備えた南雲さんなのかもしれません。

③完全無所属という強み~しがらみのない区民の声を汲み取る区政へ~

現職は自民・公明からの強力な支持を受けて選挙戦に臨みますが、南雲さんは「完全無所属」を貫いています。

南雲さんが貫く「完全に無所属」という姿勢は市民の声を真摯に聞きながら板橋区の未来をデザインしていく上での必要条件なのかもしれません。

南雲さんが区長に当選したとしても「180度板橋区を変えるわけではない」と明言しています。ただ、マネージメントのあり方は大きく変わります。

南雲さんは、区長や区職員が街に出て区民の声を汲み取り、そうした想いに呼応した人々が主体的に街を良くするように取り組めるようにしていきます。

実際、南雲さんは区長選に出馬するにあたり8年間の区議会議員を通じてヒアリングしてきた市民の声を「100の政策」にまとめ上げました。一つ一つの政策に市民の想いがこもっています。南雲さんが区長に当選した暁にはこうした政策に熱い想いを抱く市民の方々、また、そうした市民の想いに呼応した区職員と連携しながら、板橋区の政策リソースを組み合わせながらファシリテートし、一つ一つ堅実に実現してくれるのではないでしょうか。

このように、政党というしがらみのない「完全無所属」として区民の声に真摯に耳を傾け、様々な政策リソースを駆使して区政と区民が一丸となって板橋区の想いをカタチにしてくれるのが南雲さんかもしれません。

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最後に

ここまでは一人の個人としての「南雲由子さん」の幼少時から区長選に出馬するまでのストーリーを紹介してきました。ヒアリングを通じて南雲さんの半生をお伺いするにつれ政治家として魅力的な方だと心から感じました。

加えて、ヒアリングを通じて感じたのは、新時代のリーダーとしての力強い「南雲由子さん」はもちろんですが、「母としての」優しい南雲由子さんでした。

南雲さんは来年小学校に進学する男の子の母でもあります。

※じつは、ヒアリングの最中、我が家の娘と南雲さんのご子息が事務所で遊ばせて頂いておりました。芸大を卒業されたアーティストの方に臨時工作教室をして頂き、ただただ感謝いたします。

南雲さんが議員にご出馬された原点は2012年の政権政党を選択する衆議院議員選挙における若者の政治への無関心を感じ、「若者の声が届く政治にしたい」という想いを抱いたことです。

当時から「若者の声が届く政治にしたい」という想いは変わっておらず。100の政策にも「1000万円の予算付き「若者会議」の設置」が明記されています。

ただ、もしかすると南雲さんの抱く「若者」という言葉が質的に変わってきているのかもしれません。

以前は「漠然と政治に無関心な若者」でしたが「南雲さんが政治家として出会った多くの若者、そして、自身の子供」というより具体的な言葉になってきているのではないでしょうか。

そして、区長選に出馬する際にも「10年後に誇れる板橋をつくる」というビジョンを掲げています。

板橋という街を自分たちの子供たちが誇れる地元にしていきたい、そんな一人の親としての想いが政治家南雲由子の今の大切な原動力の一つであり、そして、区長選への立候補を決めた理由なのかもしれません。

最後になりますが、芸術家として、政治家として、母としての南雲由子さんの想いに触れ、南雲さんが板橋区の「The Change」となり、一人ひとりの区民の様々な想いに「カタチ」や「色」を与え、そして、彩り豊かな板橋、ひいては「10年先、20年先に子供たちが誇れる板橋」が実現することを一ファンとして祈念しております。

※なお、なりますチャンネルは特定の政党や候補者を支援する立場にはありませんのでご了承下さい。

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