【板橋区長選立候補予定者】一人一人の想いを”カタチ”にする新時代のリーダー「南雲由子さん」に小学生がインタビューさせてもらいました!(前編)

今回は板橋区長選への挑戦を表明した南雲由子さんに、子どもと一緒にお話を伺いに行きました。

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インタビューは蓮根にある南雲さんの事務所にお邪魔させて頂きました。

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区長選への背景にある想いを南雲さんのこれまで歩んできた道のりとともに伺いました(「志村第六小学校→学習院女子→美容学校→芸大→東大→起業家→区議→区長選に出馬」)。

お忙しい中にもお時間を作ってくださり心より感謝いたします。
※なお、なりますチャンネルは特定の政党や候補者を支援する立場にはありませんのでご了承下さい。

南雲由子さんの学生時代~学習院、山野芸術短大、芸大、東大で学ぶ!~

①高校時代~学習院大学に内部進学せず美容師へ~

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南雲由子さんは、板橋区蓮根生まれの蓮根育ち、生粋の板橋っ子です。
志村第六小学校を卒業後、中学校受験を経て学習院女子に進学されました。

小学校時代に通っていた塾は、なんと前回の区長選に出馬された前区議会議員の松島みちまささんが運営されていた学習塾「志学ゼミ」だそうです(素敵な繋がりですね)。

付属校で、エスカレーター式に大学進学する生徒が多い中、南雲さんは美容師を目指して美容学校に進学します。

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美容師を目指したきっかけは、南雲さんが高校1年生の時の出来事だそうです。
当時流行っていた「前髪ぱっつんスタイル」を南雲さんも試してみたそうですが、出来上がりのイメージが南雲さんが思った感じでは無かったそうです。そのため自分で納得いくように色々と髪の毛をアレンジする中で徐々に美容に興味を持つようになったそうです。

②山野芸術短大から東京芸術大学へ進学~人々の想いが織りなすアート~

南雲さんは高校卒業後に美容師の資格を取得するため八王子にある山野美容芸術短大に進学しました。人生ではじめて一人暮らしをしながら、2年間の在学後に美容師資格を取得されました。

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しかし美容学校在学中に、服飾や美容関係の仲間が多く出来たことで、人を素材・テーマに表現をする芸術に興味を抱き、東京芸術大学の先端芸術表現科に進学されました。
先端芸術表現科は、「アート×X」で新しい芸術を創造する学科。一芸入試に近い試験形態だそうで、様々な経歴の方が集まっていました。

そして在学中から、アートで地方のまちづくりをする展覧会などに作品を発表するようになります。

Scrap and Bride – 作品|大地の芸術祭T216, 南雲由子, なぐもゆうこwww.echigo-tsumari.jp

南雲さんが取り組んだアート作品の一つに「Scrap and Bride」というものがあります。

はじめは知り合いがいなかった十日町ですが、一年半に及ぶ地域との交流から人と人とのつながりが生まれ、最終的には400名もの方々が作品に参加してくれたそうです。

こうした、地域の人々の想いに真摯に耳を傾け「カタチ」にするという過程はアート作品でも政治でも変わらない部分であり、南雲さんの現在の活動の原点になっているのかもしれません。

③東京大学大学院から「TimeSpot設立」~芸術でご飯は食べられるのか⁉~

東京芸術大学卒業後は、美容学校で教員の仕事をしながらアーティストとして作品を発表していましたが、27歳の時、社会人入試で東京大学大学院に進学します。

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東京大学では「アーティストが芸術だけで食べていくことはできるのか」という現代アーティストが活動する上で直面する最大のテーマの一つを研究対象としました。1960年代のカナダ等、諸外国の事例を調査しながら修士論文を発表したそうです。

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大学院修了後は自身の大学院時代の研究テーマを自ら実証する意味も込めて、2011年に「time spot」というコミュニティスペースを設立しました。

もともとは、time spotは志村坂上にあったそうですが、その後世田谷区に移転し、現在は高島平にあります。2018年には合同会社Kand designとして法人化し、街づくりとデザインの「小さな広告代理店」をコンセプトとして活動しています。

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大学院時代の研究テーマ、そして、Time Spotの設立を通じて、常に自分の問題意識に対して正面から取り組む姿勢は、アーティストであろうと政治家であろうと「南雲由子」という人間の本質なのかもしれません。

区議としての活動

①区議になったきっかけ~若者は何故政治に期待しないのか~

南雲さんが選挙に対して関心を抱き始めたきっかけは、3.11とその後2012年の衆議院議員選挙でした。友達と一緒にお酒を飲みながら開票速報を見ていた南雲さんは、若者の投票率の低さに驚きました。

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投票率をあげたい。
投票率が低い=政治の中身が面白くないか、売り方が悪いのか、だと考え、政治のデザインや選挙に関わり始めました。

このように、「若者の政治参加」、「若者の声が反映される社会作り」という想いが南雲さんが政治家を志した原点になりました。

②自分が見たい世界の変化に、自分自身がなる

はじめは、政治のポスターやチラシのデザイン等を請け負いからはじまり、徐々に選挙の裏方の仕事も担うようになりました。

南雲さんは、「選挙」の、人々の想いを知り、その想いに共感する人を増やしていき、一つの「カタチ」にするというプロセスは、それまで取り組んできたアートやまちづくりにも似ていると言います。

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そして、2015年。地元の板橋区で区議会議員選挙がある時に、自分と近い考えや年代の区議会議員を応援したいと考えました。

そこでまずは、区議会議員に立候補してほしい友人・知人3名ほどに声をかけました。
過去に10回以上選挙の裏方として携わってきた経験を活かして、当選できるようにバックアップするから出馬しないかと持ちかけました。しかし、立候補には至りませんでした。

南雲さんの好きな言葉は「You must be the change you want to see in the world.(あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。)」というマハトマ・ガンジーの言葉です。

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政治に対する想いが徐々に募っていき、最後はコップの水がこぼれるように、自身での出馬を決意することになりました。それが、2015年に区議会議員に出馬した経緯でした。

見事に初出馬で区議会議員に初当選し現在までに2期8年を務め上げました。

③人々の想いをつなぎカタチにする政治というアート~無所属ながら区議として第二位の得票数~

南雲さんの区議会議員としての主たる活動は区民の声に誠意をもって耳を傾けること、そして、その声を区議会や区役所等に伝えることです。

区議会議員は会社で言えば「社外取締役」に似ているそうです。区長や区役所が業務執行にあたり、そうした業務執行が適切に行われているのを監視(ガバナンス)するのが区議会議員の大きな役割です。

また、ガバナンスに加えて、条例を提案したり、議会に提出された議案に対して決議を行う役割もあります。

こうしたいずれの取組も区民の声をしっかりと聞くことからスタートします。

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今回取材をさせて頂いた際にも、南雲さんの事務所には多くの方が訪れていました。

南雲さんは無所属で政党からの支持はありません。一見すると多数決の原理が働く政治においては組織票がないことは不利に働く部分もあるかもしれません。ただ、南雲さんには沢山のファンがいます。

南雲さんに想いを相談・共有すると、その想いに真摯に耳を傾けてくれます(今回のインタビューもお忙しい中にも関わらず引き受けてくださり、加えて、個人的に困っていることの相談にも乗っていただきました)。

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子育てに関する相談、学校教育に関する相談、貧困に関する相談、新しい事業に関する相談、様々な相談を受け、みなさんの想いを汲み取り、区議として出来ることと出来ないことはあるかもしれませんが、南雲さんのフィルターを通じてカタチにしてくれます。

そのため、蓮根にある南雲事務所には多くの方が訪れるそうです。

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板橋区:https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kusei/senkyo/kekka/h31gikai/1010338.html

組織票のない無所属という立場でありながら、南雲さんは区議会議員として多くの方から支持されており、実際、前回の統一地方選での得票数は板橋区の区議候補56名の中で2位となっています。

ここまでで前編を終わります。

【板橋区長選立候補予定者】一人一人の想いを”カタチ”にする新時代のリーダー「南雲由子さん」に小学生と一緒にヒアリングさせてもらいました(後編:区議長への突然の挑戦〜変わりゆく時代に変わらないことへのリスク〜) – なりますチャンネル (narimasu.tokyo)

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