2024年衆議院議員選挙東京11区 下村博文候補10選ならず、立憲民主党あくつ幸彦候補が牙城を崩す

2024年衆議院議員選挙が10月26日に迫ってきました。東京11区は小選挙区導入後から下村博文候補が9選全勝を続けていました。

しかし、裏金問題などを受け無所属での立候補となったことや、いまだに氏のXのコメントに連なる統一教会の問題は大きな逆風となっています。

加えて、小選挙区の改定があり、東京11区から高島平地域等が抜けた影響なども少なからず影響があるかもしれません。

果たしてどの候補が当選するのか少し成増目線で状況を見守っていきたいと思います。

結果

下村博文候補は10選ならず、東京11区の牙城をあくつ幸彦候補に崩される形となりました。

下村博文候補は選挙戦最終日となった26日に成増の菅原神社の天神まつりに、先日の補選では当選した河野ゆうき都議と共に挨拶に来られていましたが、軽く会釈をして風のように去っていったのが印象的でした。

きっとその風は大きな逆風だったのではないでしょうか。

一方、あくつ幸彦候補に対しては、選挙戦最終日に野田佳彦代表が大山にて応援演説をするなど大きな追い風を受けていました。

氏は、中板橋に住み、浪人時代を含めて地に足のついた地道な選挙活動を行ってこられたのではないでしょうか。今回は激戦区東京11区で勝ち、5回目の当選となり、立憲民主党でも要職に付く可能性もあるかもしれません。ぜひ、成増を含む東京11区のためにもご尽力頂けるとありがたいく存じます。

投票所

投票所は成増アクトホールになります。近隣ですと赤塚支所も投票所になっています。

西友のうえですね。

事前投票が行わせております。10月26日(土)まで開場していますので、当日ご都合が悪い方はアクトホールまで足を運ばれてはいかがでしょうか。

候補

候補者は5名となります。

下村博文

群馬県出身で、早稲田大学教育学部を卒業。9歳の時に父親失い、苦しい状況で学業に励んできた経験が政治家の原点といいます。

塾の経営をされていたこともあり、板橋区で4校を展開する博文進学ゼミともゆかりがあったりするそうです。

高島平や蓮根にも校舎があり、博文進学ゼミにゆかりのある方々が地域にいることから今回の東京11区の改定は少なからずの影響があるかもしれません。

塾経営者を経て、その後東京都都議会議員を2期務めた後、衆議院議員を9期務められております。

ちなみに、小選挙区9戦全勝というのは激戦区の都内では平沢勝栄氏と下村博文氏だけであり、東京11区は下村博文氏の強固な地盤であることが分かります。

文部科学大臣や自民党政調会長を歴任され、自民党の中でも重鎮の一人ではないでしょうか。政調会長時代は、コロナ禍という難局を党三役の一人として乗り切り、その手腕は高く評価されていました。

しかし、安倍元首相が凶弾に倒れた後は、統一教会問題、また、裏金問題、派閥内での争い等、非常に厳しい状況が続きました。

今回の選挙では自民党から離れ、無所属での立候補となります(ただ、自民党の都議や区議は応援に回ったりするみたいです)。

これまでの選挙でも厳しい戦いはありましたが、今回はそうした状況に輪をかけた苦戦が予想されます。まさに背水の陣という状況で、選挙に向けた準備も徹底的に行っているそうです。

現在、息子さんも現在下村博文議員の公設秘書として働いており、東京11区という大きな座布団を守り抜くことは家族のためという親心ももしかしたら下村博文候補の原動力となっているのかもしれません。

あくつ幸彦

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あくつ幸彦さんは東京都文京区出身で、お茶の水女子大学付属小学校・中学校(高校は女子高みたいですね)を経て、板橋区にある都立北園高校をご卒業されました。その後、政治家を志し、ジョージワシントン大学・大学院にて国際政治学を修めました。

帰国後石原慎太郎の公設秘書を務められたそうです(のちに、総理政務官として菅直人元総理と石原慎太郎元都知事の間をつなぎ、東京都のレスキュー部隊の福島派遣を実現されたそうです)。

現在は中板橋に在住とのことで、事務所は大山にあるそうです(以前は赤塚にも住まわれていたとか)。

前回の衆議院議員では惜敗となりましたが、今回は接戦が予想されます。成増駅前にも野田佳彦代表が応援に入り、激戦区東京11区は立憲民主党としてもなんとか議席を獲得したい選挙区だということが伺えます。

街頭演説も精力的にこなしており、成増駅前でお見かけした方も多いのではないでしょうか。

大豆生田

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栃木県足利市出身。

足利市議会議員、栃木県議会議員、足利市長を歴任。2013年の足利市長選で敗れ、その後は2017年衆議院議員選挙落選。

今回、起死回生を狙い、東京11区にて衆議院議員選挙に日本維新の会の公認を受け出馬。

予想

週刊現代

週刊現代の予想では若干あくつ幸彦候補が優勢とのことです。

東京新聞

東京新聞の電話調査に置いては、あくつ幸彦候補が立憲民主党の支持者のみならず無党派層の4割を取り込むとのことで優勢な状況のようです。

下村博文候補は自民や公明の支持率も必ずしも高くはなく厳しい戦いとなりそうです。

前回選挙

前回選挙では下村博文候補があくつ幸彦候補に3万5千票の大差をつけて勝利を納めましたが、今回はどうなるのでしょうか。

ちなみに、衆議院議員選挙の前哨戦となっていた東京都議会議員選挙の補選では下村博文候補の秘書を務められていた河野ゆうき氏が都議に返り咲いております。

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